映像制作はまず、企画立案から始まります。ここで言う「企画立案」というのは、例えば「店頭にモニターを置いて、そこで商品の紹介をするビデオを流しておきませんか?」という、単なる提案とは違います。こうした利用目的を指し示すような提案とは違い、企画立案というのはもっと具体的です。
例えば、商品がマッサージチェアなら、「店頭にマッサージチェアを置いておき、そこで実際に多数の本物のお客さんに座っていただき、インタビューを一日収録し、それを編集して流しておいたらいいのではありませんか?」となります。映像まで含めてイメージできますね。これが「企画立案」です。
つまり企画立案というのは映像を制作しようと決まった後、一番最初に必要になるアイデアのこと。
なぜ映像を制作する必要があるのか?そうした映像特有の利点も含めて様々な角度から企画は立案されていきます。
そしてこの企画がOKになったら、続いて台本などを作成する「構成」という段階に入っていきます。構成には様々な要素がからんできますが、企画の見直しも含めて検討されます。通常はプロデューサーという立場のスタッフが企画立案を行ない、構成は構成作家という立場のスタッフが行ないます。
構成作家というスタッフはきわめて専門的かつアイデアの必要な職種です。
よく誤解されるのですが、映像の台本と普通の文章は全く性質の違うものです。
構成が出来上がったら、それを映像素材にするために撮影を行ないます。撮影は一番コストがかかる部分ですが、人も集まるのでそれだけ大がかりな作業になります。カメラマン、ビデオエンジニア、そしてディレクターやプロデューサー、アシスタントディレクター、メイクアップ、大道具、小道具、スタイリスト、そして音声さんや照明さんなども加わる場合があります。
集まる機材もすごく高価なものばかり。カメラはレンズだけで数百万円します。本体も同じ。マイク一本数十万円。映像がお金がかかるという理由のひとつがこのクオリティ監理が徹底している機材や人材にあるとも言えます。
→参照先 映像の撮影機材(シェイク)映像の撮影業務(ゲイン)
撮影が終了したらすぐに編集作業に入ります。編集はつなぐだけが仕事ではありません。一体どんな素材があるのかを把握する作業に時間がかかります。プレビューを一回して、メモを作成し、それを基にまた構成作家が入り、構成台本を直すこともあります。撮影で撮れた面白い素材をいかに活かしていくかは編集の見せ所でもあるので、再構成はしてみた方がいいかもしれません。映像の現場は水物ですから、予期せぬアクシデントで思わぬいい素材が撮影出来ることだってあります。
編集は今はほとんどの場合、白と言われるテロップ抜きの段階まではノンリニア編集というPCベースの作業になります。それを編集所に持ち込んで、テロップや場面転換のエフェクトを入れて「画完パケ」という映像のみの完パケが完成します。
音声を制作する作業をMAといいます。この作業は編集して完成した映像にバックグラウンドミュージックを入れたり、効果音を入れたり、ナレーションを入れたりする作業です。
こうして映像が完成します。
DVDやiPadのようなアプリに映像を利用する場合は映像ファイルを再構成しなおしてそれらのデバイスに合わせた形で再生できるようにしなければなりません。この作業をオーサリングといいます。
上記映像制作ワークフローの解説文は下記のサイトからの情報と取材を基にしています。
映像制作費に関する情報では一番細かく書かれているサイトです。費用から工程の目安、またクライアントが映像制作会社を直接利用する際の注意点や知っておいたほうがいい点、ポイントなどを網羅しています。
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